切り花の日持ちや枯れる原因は?切り花を長持ちさせる育て方をご紹介

お花を育てたいと思ってもどうやって育てればいいかわからないという人も多いと思います。
私もはじめはただ水を変えてあげればいいだけだと思っていましたが、調べるうちにお花を長持ちさせるための育て方があることがわかりました。
例えばお花に水を補充してあげる水揚げなどがその方法の1つです。

今回はお花を育てるにあたって、予め準備する物から育て方までをご紹介させていただきます。

目次

切り花の寿命は?どのくらい日持ちする?

切り花の日持ちは、一般的に1週間から2週間程度日持ちすると言われています。
これはお花の種類によっても寿命は異なりますし、季節によっても異なります。
切り花は夏の暑い季節だと日持ちしづらく、1週間も保たないことがありますが、冬など涼しい時期は2週間ほど日持ちします。

お花が枯れる原因は?

なぜ暑い季節は日持ちしないのでしょうか。続いてお花が枯れる原因について説明します。

お花が枯れる原因のほとんどが水分不足

お花が枯れるほとんどの理由が水分不足によるものです。
「花瓶に水を入れているのに水分不足になるの?」と疑問に感じる人もいると思いますので、その原因を説明します。

バクテリアや空気で導管が詰まってしまう

お花には水分が通る導管という組織があります。
その導管を通じて水分を行き渡らせてお花の元気を維持します。
その導管にバクテリアや空気が入り込んでしまったり、茎の切り口がバクテリアによって腐敗してしまい水分が吸えなくなってしまい、水が行き渡らなくなってしまいます。

そのため切り花を長持ちさせるためには水が行き渡っている状態を維持することが重要となります。

栄養不足

水分不足以外では栄養不足が原因でお花が枯れることがあります。
お花は、お花を咲かせるため、また呼吸するためにエネルギーを消費します。
そのためには栄養がいきわたっていることが必要ですが、栄養が不足することでお花が枯れてしまいます。

老化

お花も生き物ですので、老化することによってお花が枯れてしまいます。
老化する原因は、お花が呼吸することによってエネルギーを消費し、老化が進んでいってしまいます。

また、エチレンという老化を促進する植物ホルモンがあります。
エチレンは排気ガス、ストーブ、お線香の煙、タバコの煙などに含まれていますので、切り花を育てるときはそれらから遠ざけるようにしましょう。

切り花を長持ちさせる育て方

お花が枯れる原因は、水分不足、栄養不足、老化の3つだということがわかりましたので、それらを踏まえて切り花を長持ちさせる育て方についてご紹介します。

お花が届く前に準備するもの

まずは切り花を育てるために必要なものを揃えます。

花瓶

切り花ですので花瓶を用意しましょう。
花瓶は何でも良いというわけではありません。
お花の本数や長さによってきれいに見える花瓶は異なりますので、育てるお花に応じて選びましょう。

また、切り花を長持ちさせる上で洗いやすさも重要です。
お花が枯れてしまう原因の1つとしてバクテリアの繁殖によって導管が詰まってしまい水分不足になってしまうと紹介しました。
バクテリアの繁殖を抑えるために花瓶は清潔に保つ必要がありますので洗いやすい花瓶を選びましょう。

口が広い花瓶は洗いやすいのでオススメですが、お花の本数が少ないと寂しく見えてしまいますので、見た目を重視すると口が小さい花瓶を選びたくなると思います。
その場合は口が小さい花瓶を洗う用のスポンジもありますので、セットで購入しておくのがオススメです。

切れ味が良いハサミ

ハサミはお花の水揚げの水切りに必要です。

水揚げとは、お花が水を吸い上げやすい状態にすることです。
水揚げにはいろんな方法がありますが、水切りという水中でお花の茎を斜めにカットして水を吸い上げやすくする方法が一般的です。
そのときにハサミの切れ味が悪いと導管が潰れて水を吸い上げづらくなってしまいますので、なるべく切れ味がよいハサミを使うのがポイントです。
お花を切る専用のハサミもありますが、プロではありませんので初めの頃は専用のハサミを買わなくても大丈夫です。

お花の延命剤

こちらは必須ではないですが、お花の延命剤を利用するのもおすすめです。

お花の延命剤には、育つのに必要な栄養素、水揚げしやすくするための界面活性剤、バクテリアの繁殖を抑える殺菌剤、防菌剤が含まれています。

切り花を育てることになれないうちは、延命剤を併用することでお花を長持ちさせやすくなります。

お花が届いたらやること

ここからはお花が手元に届いたらやることについて説明します。

余分な葉っぱを取る

葉っぱを残しておくと、葉っぱから水分が蒸発してしまいますので水分不足の原因になります。
また、葉っぱは水に浸っていると腐りやすく、水を汚す原因にもなりますので余分な葉っぱは取っておく必要があります。

ただし、すべての葉っぱを取ってしまうと光合成できなくなり、栄養を作れなくなってしまいますので、水に浸る場所の葉っぱ取ってしまい、それ以外は少しは残しておくのがおすすめです。

水揚げで水分を補充する

切り花を育てる上で基本となるのが、水揚げです。
先ほどお伝えした通り、水揚げはお花が水を吸い上げやすい状態にすることです。
やり方はたくさんありますが、今回は最も一般的な水切りという方法をご紹介します。

水切りとは

水切りとは、その名の通り水の中で茎を切る方法です。

家に届くまでの間、水から離れた状態で持ち運ぶことになりますので、茎の表面が乾燥したり、導管に空気が入ってしまったりして、水を吸いづらい状況になってしまっています。

そのため、水の中で茎を切ることで断面を新鮮な状態にして水を吸い上げやすくします。
ここからはちゃんと水を吸い上げられるように水切りのやり方を紹介します。

必ず水の中で切る

その名の通り、水の中で切るのが水切りです。

水の中で切ることで空気が入ることを防ぐ意味がありますので、必ず水の中で切りましょう。
バケツがない家もあると思いますので、洗面器やボウルで代用しても大丈夫ですが、水切りをしたあとは洗うようにしましょう。

きれいな水を用意する

水切りをするときは必ずきれいな水を用意しましょう。
バクテリアが繁殖している水を使用すると、水揚げの際にバクテリアを吸い上げてしまい、お花が枯れる原因に繋がります。

斜めに切る

茎を切るときは斜めに切るようにしましょう。
水揚げはなるべく茎の断面の面積が広いほうが水を吸いやすいです。
水平に切るよりも、斜めに切ったほうが表面積が広くなり、水を吸い上げやすい状態になりますので斜めに切るのは大事なポイントです。

スパッと切る

茎を切るときは、切れ味の良いハサミでスパッと切るのがコツです。
切れ味が悪いハサミで潰すように切ってしまうと、導管が潰れてしまい水を引き上げづらくなってしまいます。
そのため切れ味が良いハサミでスパッと切りましょう。

長持ちさせる育て方

水揚げが終わったら、花瓶に飾って育てましょう。育てるときのケア方法についてご紹介します。

毎日水換え、水揚げをする

水揚げは一度やったら終わりではありません。

茎の断面は徐々にふやけて水を吸いづらくなりますので、できれば毎日水揚げをしたほうが切り花は長持ちします。
水揚げの際には花瓶の古い水にバクテリアが繁殖している可能性がありますので、花瓶の水を新しくしましょう。

また、花瓶にバクテリアなどでぬめりがついていることもあるので、新しい水に買えると同時に花瓶も洗って、常にきれいな水の状態を保ちましょう。

毎日水揚げをするのが大変だという人は、夏場はバクテリアが繁殖しやすいので毎日やった方がいいですが、冬など寒い季節は2日に1回など、多少頻度を下げても大丈夫です。

直射日光を避ける

意外に感じる人もいるかも知れませんが、切り花を長持ちさせるためには直射日光を避けて、風通しが良い涼しい場所に置くようにしましょう。

植物を育てるときは日当たりのいい場所に置いたほうが良い印象があると思いますが、それは光合成をするためです。
光合成することで水や二酸化炭素からデンプンなどの栄養素となる有機物を作ります。
そのため本来は必要な機能ですが、光合成をすると水分がなくなってしまいます。
普通であれば根っこから多くの水分を吸い上げることができるので問題ありませんが、切り花の場合は茎の断面からしか吸い上げることができないため、光合成すると水分不足に陥ってしまいます。

そのため、切り花を育てる場合は直射日光を避けたほうが長持ちさせることができます。

涼しい場所に置く

直射日光を避けるだけではなく、涼しい場所に置くことも重要です。
暑い場所に置くと水分が蒸発してしまい、水分不足に陥ってしまうからです。
また、暑い場所はバクテリアが繁殖しやすいため、それを防ぐためにも涼しい場所に置くことが重要です。

お花が弱ってきたら捨てるしかない?

最後に、お花を丁寧に育てても、いつかは寿命で枯れてしまいます。
枯れてしまったら捨てるしかないのですが、お花が弱っていても回復することもあります。

お花が下を向いて弱ってしまっている状態なら水揚げする

花首が下を向いてぐったりしてしまっている状況を水が下がったといいます。
元気がなくなっている状態ですが、お花が下を向き始めた段階なら回復する可能性があります。
このようにお花が弱ってしまっている原因は水を吸い上げることができなくて弱ってしまっている状態ですので、水揚げをすれば回復することがあります。

茶色くなってきたら、捨てるしかない

お花が茶色くなってきてしまったら、それはお花の寿命ですので捨てるしかありません。
もしすべてのお花が茶色くなっているわけではないのであれば、茶色いお花だけ取るようにしましょう。

切り花を長持ちさせる方法まとめ

いかがでしたでしょうか。
切り花が枯れてしまうほとんどの原因は水分不足です。
そのため、切り花を長持ちさせるためには、水をしっかりと吸わせてあげることがもっとも重要です。
水をしっかり吸わせてあげるためには、バクテリアの繁殖を抑えるために水をきれいに保ちながら、毎日水揚げをしてあげましょう。
慣れるまではうまくいかないこともあると思いますが、難しいことはありませんので、お花を育ててみたい人は是非チャレンジしてみてください。

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